滞在初日、部屋の窓に広がっていた風景


【外灘(ザ・バンド)】
 1930,40年代の上海を舞台にしてジャズ演奏家をとりまく当時の社会を描いた映画、上海バンスキングとかいうのを観て、無性に来たくなったのが上海でした。 そのような動機があったので、宿泊先は迷わず上海大厦に決めました。 かつてブロードウェイ・マンションと呼ばれた建物です。
目の前を蘇州川が流れ、外白渡橋があって、その先にゆったりと弧を描いた黄浦江と外灘を臨む。 そういう風景が部屋の窓にはりついていました。  風景そのものに価値があると思って、まずこれを撮りました。 到着直後のことです。 同じ場所であくる朝も撮影しました。 
どうでしょう、この写真。 街路灯と行き交う車のライトで道路自体は明るく映し出されていますが、肝心の街は暗く沈んでいます。 これは大晦日の写真です。 そのことを思えば、中国最大の大都会でこの程度、いかに暗かったかが伺えるといういものです。 1985年最後の晩でした。

 

 

 

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