その他の地域で川の表情にカメラが向きました



信濃川
日本の川を選びました。 といってもこのシリーズで扱う川で日本の川はこれひとつです。 そういった意味では貴重な一枚と言うこともできるかもしれません、  この角度から信濃川を撮影するのはちょっと難しい。 新潟市内を遠くに臨むかたちで、日本海上空からのアングルです。 実は新潟空港を離陸した直後の機内から撮影したものです。 行き先は極東ロシアのハバロフスク行き。 アエロフロートのツポレフという飛行機から撮ったのです。   このとき、帰りの切符は持っていませんでした。 帰りの予定などまるでない欧州方面を目指す旅立ちの瞬間だったのです。 実際にはおよそ一ヵ月後に成田におりたったのですが、このときは手持ちのお金が尽きるまで帰ってくるつもりはありませんでした。 失業中で気分が滅入るのを防ぐ目的でした。 私自身の人生の中でも特に特別な状況のなかで、撮った写真とも言えるんじゃないか。 そう思います。  写真にもどしますと、信濃川が新潟の市街地をとおりぬけて日本海に注ぐ場所なのですが、市外地のほうをよくみますと、有名な万代橋も写っています。 またその先のほうに細長く銀色に輝いているのが新潟駅新幹線のホームです。 日本観側で最大の都市、つまり、日本海をへだてて対岸にあるロシアや朝鮮半島からみると真っ先に目にはいる日本の大都市ということになるのでしょう。 そんな街並みを眼下にして、長い旅がはじまる、その第一歩の写真です。

フーグリ川(カルカッタ・インド)
 川というより橋を撮った写真です。 インド・カルカッタ市内の巨大建造物がこの橋、ハウラー橋といいます。 カルカッタの市内にはあのガンジスの支流になるフーグリ川というのが南北に流れているのですが、街の中心はその左岸になります。 (左岸というのは下流に向かって左側)  一方、カルカッタからデリー方面に向かう列車の出るハウラー駅というのが、右岸にあってハウラーと街の中心とをむすぶ連絡路としてきわめて重要な施設なのです。 なぜかといいますと、フーグリ川にかかる橋はこれ一本しかないからです。  支流とはいいながらも聖なるカンジス(地元の人々はガンガーと呼ぶ)の一部なので、その水もまた聖なる水です。 そのように地元では扱っている。 そのわりに実際の水は汚い。 濁っているばかりではなく、ごみも大量に浮かんでいます。 生活排水などもかなりはいっているのでしょう、下水臭もしました。  ガンジスでの沐浴というと、あのベナレス(バナラシ)がつとに有名ですが、ここにも沐浴場はあります。 川岸にサリーを脱いで入る人もいれば着たままの人もいますが、老若男女がしずかに川に浸かって祈るすがたがありました。 物質的な清潔・不潔よりも精神上の浄・不浄に重きをおく、哲学の国の風景でした。  写真でいいますと、右側下のほうにそうした沐浴場があったと記憶しています。

 

 

 

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