ヨーロッパには多彩な水の色がある



アムール川(ロシア)
 この川は中国吉林省から流れてきています。 そして北上して間宮海峡に注ぎます。 ロシア極東のハバロフスク市内から臨むアムール川です。 4月ですが川は完全に凍っています。 写真で真っ白に見える理由です。  夏にはここを遊覧船がはしると地元で聞きました。 いまは歩いて渡れるし、トラックだってすきなところで横切ることが出来る。 こういう川を見るのは初めてでした。 これをもってタイトルの川面と称してよいのかどうかわかりませんが、としかく私にとっては印象に残る川の表情です。   この写真は、泊まったホテルから撮影したものです。 ホテルの人に無理を言って建物の屋上にあがらせてもらい、寒さをこらえて撮った写真です。  私は旅先で泊まるホテルにはこだわりのようなものがあって、川のほとりとか海に面しているとか、そういう何かの 「へり」 が好きなのです。 このときも観光案内を見てこのホテルを手配しました。 同じような料金でもっと便利で快適なホテルはあったのにです。  そういう川沿い海沿いのホテルをいくつかあげますと、、、、。 ◇ブロードウェイマンション(上海) ◇フラマーインターコンチネンタルホテル(香港) ◇ザ・マニラホテル(フィリッピン) ◇ホワイトスワン・ホテル(広州) などがすぐに思いつきます。 このほかにも名もない安宿でも該当するようなところを意図的に選んでいます。   ここハバロフスクは、飛行機の乗り継ぎ程度の滞在で、市内を半日ほど散歩した程度だったのですが、最も印象に残っているのがこの風景です。 ここからどのくらい離れているのか知りませんが、シベリア鉄道がこの川を渡る橋があるそうです。 話によりますと、大陸の川の巨大さを思い知るといいます。 機会があればそうしたところにも行ってみたい、そんな気分になります。

モスクワ川(ロシア)
 これもお馴染みの風景と言っていいと思います。  かといってこの川のほとりを歩いたことのある方は少ないのだろうと思います。 007などのスパイものの映画では、写真にあるあたり、クレムリンの赤い壁に沿った川沿いの道路で夜の追跡劇などが映し出されます。 あるいは、その川面に手下の死体が浮かんだり、、、、。  こんな場面が浮かぶような川、これも個性なのかもしれません。 私がモスクワに滞在したのはわずか2日間のことで、モスクワ川をくまなく見たわけでもありません。 それでもよく憶えているのは、市内観光で歩く途中で頻繁にこの川を渡ったことだけです。 それというもの、この川は、モスクワの市内を実にくねくねと蛇行しているのです。 さっき渡ったかと思うとまた同じ川が出てくる。 たとえばモスクワの市街地をまっすぐに東西に横切ろうとすると、ざっと4、5回は川との横断がある。 南北方向も似たようなものです。  世界地図で見るとよくわかるのですが、モスクワのあるロシアの平原は、平野としては世界屈指の広さです。 むかし、地理の時間にならった言葉をいまだに忘れません。 これは構造平野(平原)と呼ばれるもので、太古の時代の地球の地殻そのものが平らな場所、というのが各大陸にはあって、ユーラシア大陸における構造平野がここにあたる。  世界の陸地で最もひろい平原を成している。 そのほぼ真ん中片にモスクワという街が乗っかっている。 ということです。  沖積平野しかない日本のそれとは根本的につくりが違うということです。  だから、やたらと高低差が少ない。 川もその少ない高低差のなかをゆっくりと流れている。 川もを眺めていてもどちらに流れているのか判別が難しい。 実際のところ、風の影響などで簡単に逆流もするんじゃないかと思います。 これほどゆったりした川と言うものを日本列島ではみることが出来ないと思います。 ほんのわずかな地盤の固いところを迂回しなから川が出来ているので、街なかでこんなに曲がりくねってしまう。 同じような現象がパリのセーヌ川でもいえるらしい。  街のいたるところで川の水面が見えている、そういった都市になんとなくあこがれめいた感情を抱いてしまいます。 

ネヴァ川(ロシア)
 なんの意図もありませんが、ロシアが続きます。 こんどは古都、サンクトペテルブルクです。 私が訪れたのは旧・ソビエト連邦のころですから、レニングラードでした。 ここも川べりを中心に出来た街です。 その名はネヴァ川。 ロシア平原を悠然と流れくだってこの地でバルト海の再奥部に注ぎます。  写真で見るように、こちらは結構川幅もあって大きな川に見えます。 実際かなり大きい。 川面の手前のあたりがモヤモヤして移っていますが、これは溶けかかった氷です。 ゆっくりですが、海のほうに向かって移動している。 こんな氷があちらこちらの川から流れ込んだバルト海はさながら氷の海と化してしまうと言います。   こうして川を氷が流れ出すと地元の人は春の到来を感じるのでしょう。 私にとっては、ただひたすら寒いとしか感じられないのですが、、、、。  ここでも市内の主な観光スポットは川沿いに集中しています。 有名なエルミタージュ宮殿も川の際(きわ)に建っていますし、ペトロパブロフスク要塞も聖イサーク寺院も、レニングラード大学もみな川沿いです。 川面に建物のシルエットを映す写真が絵葉書になっています。  このとき、見られなくて残念だったのが、駆逐艦オーロラ号です。 この軍艦、なんと日露戦争のときに日本海まできて、運良く沈められずに済んだラッキーな船なのだそうだ。 戦争終結後、旅順港かどこかで修理したのち、ふたたびインド洋をこえて母港に帰還したそうな、、、、。 そんな船が博物館として係留されているものこの川面です。 川面の氷、そして晴れた空に浮かぶ筋雲も流れを感じさせる。 いい感じの写真が撮れました。 こういうことはそんなに多くありません。

 GoogleEarthの位置情報〔KMZファイル〕

 

 

 

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