←TOPイメージ 現在のところ "最新鋭機" エアバスA380の主翼とエンジン

 



 

 

 

大きさは千差万別。 ボート、フェリーなど(2 )

 川をはしる遊覧船、海峡を横切るフェリーまで。 ボート類には随分お世話になってきました。  内部が広いことも多くて話題が豊富です。


フェリーボート(デンマーク/ドイツ)
ファーストクラスだけの特典。 コペンハーゲンからドイツに渡り、フランクフルトまで行くインターシティーに乗車したときのワンショットです。 大陸に渡るフェリーのなかの模様です。  中央に客車が、そして手前には乗用車が二列で積み込まれています。 どうしてこんな場所で写真を撮ったのか。 その理由を説明します。 この客車はファーストクラスのものです。 フェリーには多くの客車を乗せるわけにはいかず、フェースとクラスのみ客車ごと海の向こうのドイツまで運んで、いわば「とおし」で運行するしくみになっているのです。 私はファーストクラスの乗客でしたので、客車に乗ったままフェリーに積み込まれたという訳です。  フェリーボートの船内には免税店もあると聞いたので、そこを冷やかしたいのと、外の風景を眺めてみたかったので、車両から出てフェリーのキャビンに向かいました。 その途中で、ご覧のような光景に出くわしたということです。  車内に貴重品を置きっぱなしにすることもできないと思って、カメラをぶら下げていたのですぐシャッターが切れました。  しかし、ドイツ上陸までは何のこともない30分くらいの航行でした。 それこそ免税店を冷やかし終わる前に、「ファーストクラスのお客様は席にお戻りください」 と言われてあわてて引き返す忙しさでした。  それでも売店で、缶ビールを数本買い込んで、席に戻って周りの人達に振舞いました。 デンマーク産のビールはこれで飲み納めだなどといってあっというまに空けてしまいました。 このときはファーストクラスにしては珍しく若い人たちが周りに多く、楽しい旅ができた記憶があります。 私も若かった。

 


フェリーボート(カナダ・ヴィクトリア)
スマートで快適な高速フェリー バンクーバーから南下することおよそ2時間で、州都ヴィクトリアに着きます。 写真は降りたばかりのタイミングで、自分たちを運んできたフェリーの姿を撮影したものです。  ヴィクトリアという街は、かなり米国に寄った位置にあります。 北米大陸をまっすぐ東西にのびる米国とカナダの国境線は、北緯48度30分あたりなのですが、ここ、ヴィクトリアはそれよりかなり南に位置している。 つまり米国側に突き出した場所になっている。  大陸から離れた島の南端にあって、その島全体がカナダ領なのだ。 だから、ここからですとバンクーバーとシアトルはほぼ等距離になる。 確かにフェリー乗り場にはシアトル行きの時刻表などの案内が掲げてあった。  バンクーバーは、この島のおかげで、太平洋には直面していない。 いわば内海になるので、波はいたって静かです。 このフェリーもここまでずっと内海の中を走ってきた。 だから揺れもなく実に快適にヴィクトリアまで来ることができました。  北アメリカ大陸の太平洋岸は、地図で見ますとのっぺりした印象がありますが、実際にはかなりの凹凸があり、大陸に沿って島も沢山ある。 特に米国/カナダの国境付近にはそれが多い。 そんなことに気づきました。  世界主要都市の市街地地図を見ますと、バンクーバーはもとより、シアトルもサンフランシスコも、深い入り江に守られる形で海に開いています。 その先はいきなり波荒い太平洋です。 船舶が安全に寄航でき、これから先の太平洋横断の準備を安心してできる。 そういった条件を満たしていないことには港町としての機能を果たせない。 そういう条件があるのだと感じました。  地理の話題はこのくらいにします。 大陸から離れ、ぽつんと米国に突き出た場所にある小都市、ヴィクトリアをもって州都、すなわちブリティッシュコロンビア州の政治の中心とする。 人口130万人を数える大都市バンクーバーとは別にである。 こうしたカナダの人々の知恵のようなもの感じました。 この国の首都はまた、モントリールやトロントの大都市にではなくオタワにしている。 そのことと発想において同根なのだと思います。 米国もそうです。 ニューヨークでもフィアディルフイアでもなく首都はワシントンである。  ひるがえって、あらゆるものを首都東京に一極集中させ続けるわが国と、彼我の発想のなんという落差であろうか。 日本でも戦前は、東京は政治の中心であったが、経済の中心(天下の台所)大阪があり、文化の中心(京都)があって、それ相応に存在感を誇示していた。 首都への過度の集中は、途上国の特徴でもあると言われています。  こんな美しい街にきて、自国の首都機能移転問題を考え込むことになりました。

 


遊覧船(英国・ストラットフォード)
スケジュールはお客次第。 小さな観光船です。 シェイクスピアの故郷として知られる、イングランド中部のストラットフォードでのエイボン川観光の船です。  写真で、外に見えているレンガ色の建物は、王立シェイクスピア劇場です。 船はいたって空いていて、私のほかはやんちゃざかりの子供をつれた家族だけ。 船の先頭を見ているピンクのシャツを着た少年が、はげしくせがむので、見かねて出発したという経緯があります。  もともとはっきりした運行スケジュールなどはないのかもしれません。 お客がそこそこ集まったら出発する。 そんな程度のつもりで営業しているフシがありました。  劇場のほかにはこれといって目玉になるようなものはありません。 ただイングランドの素朴な田舎町と周辺の自然をながめておしまいです。 全行程でも30分程度なので、次を待ってもたいしたことはありません。 暇つぶしにもってこいの乗り物と言えなくはない。 失礼覚悟で言うならまさにそうです。  暇つぶしというのは、スポーツの語源なのだそうです。 労働の必要のない英国の貴族が、暇つぶしでやりだした遊びが、その後さまざまなスポーツに発展したといいます。 このボートはいくら暇つぶしに最適とはいっても、こいつはどう考えてもスポーツに発展することはないでしょう。  安い費用でのんびりした時間を過ごすことのできた、そういう田舎の遊覧船でした。

 

 

 

TOP

 

Copyright 2006 TTWWTP/www.oiina.com/ All Rights Reserved