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街中を縦横に往き来。 自動車、バスなど(2)

 ホテルの送迎リムジンから路線バスまで。 はたまた絶版になった珍品カーまで。 出くわした車にカメラを向けました。


観光バス (中国・北京)
中国人民御用達の観光バスで万里の長城へ。 旧型の路線バスかと思いきや、これは中国の国産車、自力更生精神に車輪をつけたような観光用のバスなのです。  北京の中心から万里の長城までは、片道およそ100kmある。 日本でいえば東京から箱根や日光に行くのと同じような距離だと思って間違いありません。 北京からの日帰り観光のゴールデンルートといってもいい万里の長城観光は、主なホテルで簡単に手配ができて、行き方がわからなくて困るようなことはありません。  私はそういう市内の主なホテルには泊まっていなかったので、行き方がわからなくて困りました。 そういう数少ない旅行者でした。 滞在中の面倒を見てくださった科学院に勤務する先生は、徹頭徹尾路線バスの利用を前提に案内してくれます。 市内見物はすべて北京の路線バスでまわりました。 その一環として、路線バスのターミナルにある切符売り場で、万里の長城観光のバスを見つけて切符を求めたのです。 その結果乗ったのがこのバスです。  馬力が出ない、席が狭い(なんと横5列!) 中国語のみの観光案内。 しかし、帰りに明の十三陵の見学を加えるなど、見るべきところはすべてまわってくれました。 これで往復300円くらいでした。 市内の主要ホテル発の日本製観光バスで行くコースが数千円かかることを後で知って、しめしめと思いました。  この一日のお陰で、集合時刻や休憩時間などの中国語が良くわかるようになりました。 語学の勉強までさせてくれたお気に入りのバスツアーといえなす。 なお、これは基本的に外国人は乗せないのだそうだ。 私ひとり、地元の切符売り場でねばったものだから仕方なく入れてくれたもののようです。

 


ロールスロイス(中国・香港)
また筆者が登場しました。 人生に一度のことだからと、香港での滞在先をペニンシュラホテルにしました。 それならいっそ空港まで車を手配しよう、と言うわけでホテルまではこんでくれたのが、この深緑色のロールスロイスでした。  高級車というのに乗るのはそれまでベンツどまりでしたから、なかなかの感動ものでした。 こりゃ静かだ、これが第一印象ですね。 それから加速が実に滑らか。 運転の技術もあるかもしれないが、ギアチェンジの衝撃をまるで感じさせない、とはこういうことをいうのだと思いました。  革張りの椅子や胡桃の木でできた窓枠なんぞの手触りを楽しんであっという間にホテルに着いてしまいました。   香港にはこうしたサービスをあたりまえにするホテルが数多いと聞きます。 英国のクラウンコロニー(国王の直轄植民地)であることの誇りのようなものもあるかもしれません。 写真は、部屋に通され一息ついてから散歩に出たとき、玄関先で撮影したものです。 ホテルには同じ車が何台もあるので、私をはこんだ車そのものではありませんが、これです。  こうして優雅に滞在したあくる日、今度は空港までタクシーを頼んで変な顔をされました。 それでもいいのだ、これがゲストのリクエストなのだから。  そして、日本行きの便がすっかりなくなった夜、ロンドン行きの便に乗り込み、南周りの欧州旅行がはじまりました。  車自体も料金も、これまで私が乗ったもっとも高価な自動車です。 

 


アンバサダーのタクシー(インド・カルカッタ)
インドの代表的国産車です。 写真の中央をはしる黄色いタクシー。 これはインドの国産車アンバサダーという車です。  背景の煉瓦作りの建物は、カルカッタの陸の玄関、ハウラー駅の駅舎です。 いままさにお客をのせてスタートしたばかりの様子が写っています。  この車、見たところ旧型のトヨタ・クラウンによく似た丸みをもったスタイルで、サイズも同じくらいです。 暑い地方なので、日よけのサンバイザーなのでしょう、フロントガラスにつけていて、愛嬌のある親しみを感じさせる姿です。 旧・英国時代の面影を残すカルカッタの街に溶け込んでいます。  滞在中、私も何度となくこの型のタクシーにはお世話になりました。 乗りごこちは懐かしいの一言です。 路面の凹凸を拾ったときの衝撃や、カーブで傾いたときの姿勢など、一昔前の振る舞いを感じさせます。 サスペンションが旧式でそのように感じさせるのでしょう。  オーバーヒートなどの故障も多いらしい。 路上でボンネットを開けて停まっているのを頻繁に見かけました。 のぞき込んでみますと、エンジンがうんと小さい。 それも古臭い形式のものでした。 素人目ながら、排気量はせいぜい1500cc程度じゃないでしょうか。 タクシーの運転手が、頻繁にギアチェンジするのが気になっていたのですが、車体の大きさや重さに比べて馬力が足りないのだろうと推測します。  このころ街でよく見かけた真新しい車種に、スズキのアルトがありました。 合弁企業が当地で生産している車ということだ。 燃料消費が少なく、故障も少ない、値段も安いのでしょう。 あたらしい国民車として普及をはかっているとの話をあとで聞きました。 この話はスズキ自動車の鈴木社長の公演で社長自らの話として聞いたものです。  自動車会社としての海外進出は後発組のスズキとしては、最初から自分たちのペースで仕事のできる環境がほしかった。 そこで目をつけたのがインド市場だったということもお聞きしました。 ひょっとしたら自動車としての性能面でも小さいアルトのほうが優れているかもしれません。  燃費性能、信頼性、価格などを総合すれば、勝負はついているのでしょう。  そんな強力なライバルが出現してもなお、アンバサダーはタクシーとして人々を運び続ける。 新型車として世に出て以来40年近く、モデルチェンジしなかったそうだ。 乗り心地は博物館ものですが、緩やかな加速と高い天井をもつ楽しいのりものが現役であり続けることを支持したいと思います。 頑張れ、アンバサダー!

 

 

 

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