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とにかくレールの上を走ります。 地下鉄、路面電車など(4)

 地下鉄や路面電車、ローカル線や通勤電車など、市民の足として定着している身近な電車たちを集めてみました。 


トラム(ロシア・モスクワ)
ちょっと見はヨーロッパの匂いがしますが、、。 モスクワの街はずれに、オスタンキノという場所があります。 高さが500mを超え、ひところ世界一の規模を誇った巨大なテレビ塔が有名です。 その足許にはテレビ局などもあって、モスクワ中心市街地と郊外とを結ぶ電車や道路網の拠点のひとつでもあるそうです。    その一角で見つけた路面電車(郊外電車)の車庫兼始発駅の様子です。 始発駅といっても付近に商店街もなく、ひっそりしています。 だから実態は車庫に近い。 何両も発車を待つ電車がかたまっていました。  写真はその電車なのですが、見たところオレンジとアイボリーのツートンカラーで、形も西ヨーロッパ風です。 ただ四角いばかりで機能一辺倒の無粋なものではない。 これはもしかしたら、かつての経済相互援助条約(コメコン)による、東側諸国の国際分業とやらで、チェコあたりで製造されたものかもしれません。 デザインがロシア的じゃないんですよね。  そんなことを考えながら、まだ乗務員も着ていない車両に乗ってみました。 中はがらんとしています。 お客がいなからだけではなく、粗末な座席が無造作に並んでいるからでもありません。 管理がなっていないとすぐ感じました。 壊れた椅子や窓の鍵がそのままだったり、つり革がなくなっているのが目立つなど、日頃ろくなメンテナンスをしていないことはすぐわかりました。 素人の私の眼にもわかりました。 もともとはそんなに悪い電車ではないと思うのですが、それを十分に活かした使い方が出来ていないと思ったのです。  ソ連邦の崩壊は、この写真を撮影した4年後のことです。 この頃すでに国内では、社会資本の管理すら有効に機能できない状況だったというべきかもしれません。 40年も前の電車を丁寧にメンテナンスして、きれいに使っている東京の私鉄のほうがよほど利用者の信頼を勝ち取れると思いました。   一見してヨーロッパの匂いを感じさせる洒落た路面電車でしたが、中身は社会のありようを正直に物語っていた。 そんな印象を与える旅の発見でした。

 


Sバーン(ドイツ・ハンブルク)
プラモデル風のシンプルさが流行だった?  北ドイツの中心都市、ハンブルクはドイツでも有数の都会なので、市内と郊外とを結ぶ通勤電車が走っています。 これは長距離の都市間輸送を担う国鉄(ブンデスバーン)とは別の路線です。 ドイツではこういう近郊電車や都市内の環状線などをSバーンと呼んでいる。  写真はハンブルク市内で利用したSバーンです。 いかにも軽快そうな電車です。 車内の様子も日本の通勤電車とさほど変わりません。 このころの流行なのでしょうか、新しい電車やトラムは、とにかくシンプルなデザインが多用されていたように思えます。 色も原色が多かった。 混雑するプラットホーム、頻繁な運転間隔などの使用条件のもとで、電車の接近を気づきやすくする狙いもあるのでしょうか。 これは真っ赤です。   そのほかの街でも真っ白とか真っ黄色などの色彩を見かけました。 そして、デザインもいたってシンプル。 不要な凹凸がありません。 こうして写真になったもので見ますと、プラモデルのようです。  先ほどSバーンの説明をしましたが、これとは別にUバーンというのも走っています。 こちらは地下鉄です。 走る場所が異なるだけで似たような電車でした。 街中で駅の案内表示に大きな文字で、「S」や「U」と明確に区別されているので、まことにわかりやすい。  こういう基本的なルールがドイツ国内で統一されているので、極東アジアからの旅人にとって大いに助かりました。 さすがドイツだと思った。

 


ローカル列車(英国・ミッドランド)
単線非電化の二両編成。仰天コンパートメント。 シェイクスピアの生まれた地とされる、ストラットフォードに向かう最後の列車です。 ロンドンからですと二回目の乗り買換えだったと記憶しています。 のどかでな風景です。  ほぼ正面からの写真なのでわかりにくいのですが、この客車のつくりは特筆ものでした。 説明します。 内部はコンパートメント式です。 一両あたり8つくらいのコンパートメント(小部屋)に仕切られています。 その中には8人暗いが座れる椅子が向かい合わせについています。 そして、「コンパートメントごとに乗り降りのドアがついています」 ドアは完全な手動です。 自分で開けて乗り込み、自分で開けて降りる。  だから、発車の直前に駅員さんが空きっぱなしのドアをしめて回ります。 無人駅では、車掌さんが戸締りを確認してから発車するのです。  単線なので、行き違いなどによって停車時間が長い場合がありますが、ともかくのどかな田舎の列車だと思い、感心しました。  なお、コンパートメントどうしの行き来はできない。 完全個室です。  緑豊かなイングランドの牧畜地帯をのんびりはしるジーゼルカー。 そしてこんなコンパートメント。 後にも先にも経験したことのない、夢の中の旅といった趣でした。

 

 

 

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