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とにかくレールの上を走ります。 地下鉄、路面電車など(3)

 地下鉄や路面電車、ローカル線や通勤電車など、市民の足として定着している身近な電車たちを集めてみました。 


トラム (ロシア・ハバロフスク)
地に足のついた市民の道具。 形は不恰好だし、塗られた色もどんくさい。 しかし、これは紛れもなくハバロフスク市民の大切な道具であります。 いかにも頑丈そうな電車です。  滞在したホテル前の大通りに線路が見えたので、これをたどって停留所で待つこと数分でこの電車が現れました。 かんたんな地図を持っていたのでそれがハバロフスク駅の方面へ行く電車だとすぐわかりました。 迷わず乗車。  乗り心地は古風なものです。 車体を支えるクッションも硬めのバネらしくてゴトゴトと路面の凹凸を拾います。 モーターの音も振動も大きい。 二両連結ですが車掌さんのいないワンマン運転でした。 運賃は車内の2,3箇所に据え付けられた乗車券販売機で買う。  といっても実に簡素なつくりでした。 料金箱といったほうが正しいと思います。 プラスチック製の箱に所定の運賃(運賃は一律らしい)を入れたら、横にあるロールを回して乗車券を一枚分出して自分でちぎる。 ただそれだけです。 注目すべきなのは、運賃を入れなくても乗車券は出せるということです。 無賃乗車を防ぐ手立ては全くない。 乗客の良心にのみ依存した販売機というわけである。  私も見よう見真似でやってみました。 金額はわからないので近くの人にコインをじかに見せて選んでもらった。 あとは切符を繰り出し、ちぎるだけ。 その切符は大切に持ち帰ってあります。  これに乗って、ねらいどおりに駅に到着。 シベリア鉄道の路線図を眺め、ホームを歩いてきました。 帰りもこの電車、途中でマーケットがあったので立ち寄り、キムチを商うおばさんに出会いました。 この人日本語が出来た。 朝鮮半島から来た人だった。  半日の短い滞在でしたが、それを楽しく演出してくれた路面電車でした。

 


トラム(フィンランド・ヘルシンキ)
鋭い加速の新鋭電車でした。 ヘルシンキ市内をはしるトラムです。 新しい電車で、サスペンションは高級な空気バネじゃないだろうか、路面の振動は音以外あまり伝わってきません。  また加速性能がすばらしい。 初心者の運転する乗用車など簡単に負けてしまう。 だから車内で立っている人は注意が必要でしょうね。 必ず何かにつかまっている必要がある。 柱といい壁といい車内で垂直に立った部分はソフトな素材でカバーしてありました。  こんな進んだ電車に感心しながらも、私は今夜の宿として選んだ先に注意が向いていました。 福祉の発達した北欧諸国。 そのひとつであるフィンランドも、到着してみるなりその物価高に直面しました。  ちょっと一息と思って、駅構内のカフェテリアで頼んだコーヒーですら一杯400年くらいします。 普通、駅の中で立ち飲みするような飲み物は、ビールなどのお酒でもないかぎり100円から200円見当だと思っていたら軽く倍の値段です。 ホテルも同様。 平気で2万円の世界です。 そこで、当時貧乏旅行を旨としていた私は駅の案内で相談し、ユースホステルを予約したのでした。  ふつう、ユースホステルというと、設備やサービスの中身以前に、辺鄙な場所が浮かびます。 ところがここヘルシンキは街の中心近くでした。 むしろ一等地といっていいでしょう。  1956年にヘルシンキオリンピックがありましたが、そのときのメインスタジアムが一部分ユースホステルとして使われているというのです。  そんな訳で、中央駅からこのトラムで7つ目くらいの場所にあるスタジアムへ。 目指す宿はスタンド下のスペースを利用したけっこう清潔な施設でした。 朝食付きで2700円くらいでした。 ただし、部屋は大部屋で、共同のシャワーです。 シャワーなどはそれこそスタジアムの付属施設そのもののように広いものでした。 しかも私が使ったのはかなり遅い時間帯だったのですが、誰ひとり使った形跡がない。 乾いているのです。  欧米人は毎日入浴する習慣がない。 とは聞いていたのですが、私の部屋だけでも十人を超える人数がいて、その誰も身体を洗っていないのかと思うとちょっと考えてしまいました。 私はしっかりと頭まで洗ったというのに、、、、。  あくる日も朝食を済ませてから、鋭い加速のトラムを駆使して街を歩き回りました。 物価高対策として、お昼はショッピングセンターのファーストフードで済ませました。 そこの中華料理をとり、持参のワリバシで食べ始めたら珍らしがって人が集まってきます。 北欧はまだそういう地域なんですね。 気がつくと髪の毛が真っ黒なのも私だけでした。

 


アンダーグラウンド(英国・ロンドン)
ようやくロンドンのアンダーグラウンドです。 英国の英語とアメリカの英語は違うとよく言われます。  そもそも英国の英語という言い方がおかしい。 おなじ物を指す言葉でも英国とアメリカとではまるで違う呼び方をする。 地下鉄を指す、アンダーグラウンドもそのひとつです。 アメリカではサブウェイですよね。 これが本家の英語では単なる横断地下道に意味になるそうです。  こういうのはほかにもたくさんあって、出口のイグジット(米語)はウェイアウト(英語)、エレベータ(米語)はリフト(英語)、持ち帰りのテイクアウト(米語)はテイクアウェイ(英語)、荷物のバッゲージ(米語)はラッゲージ(英語)などいろいろあってすぐには覚えきれないほどです。  発音は同じでも綴りの異なる単語も多い。 有名なのは中央のセンターcenter(米語)がcentre、色のcolor(米語)がcolour だったりする。  書いたとおり読まない単語もある。 Rechyesterをレスターと読んだり、Readingをレディングとか。  地下鉄のアンダーグラウンドも、地面の下そのものである。 どうしてそれが地下鉄なのかなどと聞く方がおかしいのだそうだ。   電車は小さいかまぼこ型です。 そのせいか車内はうんと狭い印象です。 なぜかというとトンネルが小さいからで、最初の地下鉄工事で建設費と節約しようとしてこういう小さいトンネルを掘った、それににあわせた電車を作って走らせた。 そいつが規格になってしまって、いまでも小さい電車を作り続けている。 どうやらこれが真相のようです。  でも、節約することは悪いことではないので、よしとしましょう。 丸いトンネルの穴から丸い電車がニューっと出てくる様子から、チューブとも呼ばれるようで、それも街の個性なのだろうと思います。  かまぼこ型の電車はしっかり規格化されたとみえて、香港やシンガポールの地下鉄にも同じようなデザインが輸出されている。 なんとも影響力の大きいことよ。

 

 

 

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