←TOPイメージ 現在のところ "最新鋭機" エアバスA380の主翼とエンジン

 



 

 

 

場合によっては飛行機より速い(3)

 欧州を中心に列車の旅をよくしました。 もともと列車や駅に関心があったせいも手伝って話題が尽きません。  ここでも速い順のようになりました。 


キャビン(スウェーデン・ストックホルム)
応接間ではありません。 網棚があります。 網棚が写っていなかったら、応接間に見えるんじゃないでしょうか。  ストックホルムからの小旅行として郊外の学園都市、ウプッサラに向かう列車の車内です。  乗り込む前から年代ものの客車だとは思っていました。 しかし、車内でビックリです。 木造のインテリア。 それもご当地北欧ならではの白木のつくり。  その室内においてある椅子がほんとに椅子です。 応接間かホテルのロビーみたいなやつです。  もちろん走行する列車の中ですから単に置いてあるわけではありません。 一脚ずつ 4本の脚を丁寧に床に固定してあります。 そして肘掛の横にとってつけたように灰皿が打ちつけてあります。 ホントにとってつけたんでしょう。  網棚も本物の網棚です。 荷物をひょいと投げても落っこちてこない、伝統的な安全設計といえるでしょう。   こんな古色蒼然たる客車ですが、すばらしい速度で走行します。 機関車と軌道が優秀だからです。 140km/hくらい出ているんじゃないでしょうか、かなりの高速でも揺れが少ない。 まさにすべるような走り方です。 先進国の鉄道だとつくづく思いました。

 


北京発特快 (中国・江西チワン族自治区)
線路はつづくよどこまでも。 友人と訪れた初めての中国で、桂林から南寧までご当地の長距離特急に乗車しました。 中国では特急のことを特快と呼ぶ。 なんだか通勤快速みたいですが、快という漢字は速いという意味があるので、特別に速い列車を表す言葉として特快はあたりまえの言い方なのだそうだ。  この列車、二日前に北京を発車した便で、終点が南寧。 乗ってみたら途中一箇所しか停車しなかった。 つまり長距離特快の最後の二駅だけの区間乗車だったわけです。 しかし、4時間もかかった。  あとで聞いたところによると、この特快という特急列車は、特に停車駅は少なくて、およそ150km、時間にして2時間に一箇所の割合でしか停車しないのだそうだ。 片道で2日もかかる長距離列車ならそのくらいで丁度いいのかもしれない。  さすが広い中国のことで、そういう路線は数多いそうだ。 一例を挙げると、北京/重慶(四川省)、北京/広州(広東省)、北京/九龍(香港)、北京/ハルピン(黒龍江省)、さらには上海/重慶などもある。 上海/ウルムチなどはまる3日(足かけ4日)かかるという。 1日ですむ北京/上海などは、便数は多いが短い方なのだという。 それでも片道1300kmくらいあって、これは東京/福岡よりちょっと長い。  列車も長かった。 走行中の列車の姿を写真に取りたくてずいぶん待った末にやっと取れたのがこの写真です。 これで見ても15両以上あるようです。 一両の長さは新幹線と同じ25mの規格なので、ざっと400mくらいはあるでしょう。 16両編成の新幹線と同じですが、こいつを先頭の機関車が引っ張っているのだ。 発車のとき加速がゆっくりに思えましたが仕方のないことでしょう。 動力分散方式の新幹線のようにはいかない。  乗車したこの区間は、桂林の風景と同じような山々が途切れずに続く区間でもありました。 前日の川くだりを今度は列車でしているようなもので、ダブルでお徳な気分になりました。

 


国際列車 (ドイツ・マインツ)
日本では見られない光景でした。 色とりどりの客車がモザイクのように連結された国際列車の様子に感心して、思わずシャッターを切ったのがこの写真です。 ドイツ/マインツの駅で、乗り換えのインターシティーを待つあいだに遭遇しました。  旅行中、駅ごとで見かける列車を興味をもって観察していましたが、これほど一両づつ異なる国籍が並んでしまうのはあまり見かけませんでした。  手前の赤いのはよくわかりませんが、次の紺色はスイス国鉄、その先白とブルーのツートンがドイツ国鉄、その先はもうわかりませんがこれまた異なる色です。  欧州の鉄道は規格が統一されているので、長距離の国際列車が数多く運行されている。 しかも先頭の機関車が牽引する方式ですから、客車は主だったターミナルで付け替えが繰り返されます。 最初乗車したときは先頭だったはずが、途中で真ん中辺りになったり、最後尾になったり。 進行方向が変わることも多いですね。 いつの間にか、隣の客車が代わっていることがあたりまえのように起きます。  だから、列車に乗るときには、「自分が乗る車両が」どこ行きかを確かめなくてはなりません。 そのために乗車口の横には大きなサボ(サブ・ボードの略と言われている)が掲げられている。 始発から終点までの主な停車駅名が順に書いてある。 そのサボの内容が、車両ごとに異なるということです。 まるで貨車と同じです。  一方、編成が不変で始発から終点まではしる列車も多い。 その代表がインターシティーという列車で、その特徴は、、、、。 〕縮鵑覆靴脳莠屬任る席(つまり自由席)が必ずある。 ∋枠駅と行き先が原則として一定している。 4靄榲にパターンダイアグラムで運行している。 ここで肝心なのは、です。 原則として毎時同じ時刻に同じ行き先への特急であることだ。 利用しやすさを考えてこのような運行形式が定着している。 もちろん路線によっては毎時ではないこともある。  日本のL特急というのが、インターシティーを参考にしたといわれています。  したがって、写真のような古風な連結・運行方式は減少しつつあるような話を聞きました。 連結替えの作業のために停車時間が長くなったり(結局所要時間がかかってしまう)、誤乗車のトラブルがなくならないなどが理由じゃないかと思います。 どうあれ、日本では絶対に見られない光景でした。

 

 

 

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